十日ほど前、念願叶ってようやく再建された箱根関所に行くことができました。
私の子供の頃は関所跡地の石碑しか無かったのに・・・(/_;)使い回し画像ですがこちらになります。

この復元は1983年に『相州箱根関所御修復出来形帳』（慶応元年）なる解体修理報告書が韮山の江川文庫から発見された事によるものです。さすが江川英龍を輩出した韮山代官家、やることが違う( ´∀｀)bｸﾞｯ!
そして当時の技術を駆使して再現されたのが箱根湖尻に建っている箱根関所です。黒一色の、なかなか渋い建物です。

飛鳥時代の646年（大化2年）の改新の詔に表記された『関塞（せきそこ）』が日本の関所の始まりと言われていますが、戦国時代には一次衰退したみたいなんですよね。特に織田信長・豊臣秀吉は、関所の廃止を徹底して実施したらしいのですが、これとは逆に江戸時代には江戸幕府や諸藩が、軍事・警察上の必要から再び関所を設置したんだそうです。

そして江戸時代の関所で有名な言葉が『入り鉄砲に出女』ですが、これ、時代が下るに連れて『入鉄砲』の検査は有名無実化されているようなのです。箱根でも『入鉄砲』審査はしていなかったようですし・・・てか、大名行列で鉄砲は絶対に持参しなくてはなりませんから意味が無いですよね、入鉄砲審査って(-_-;)
そして鉄砲だけでなく特に問題のなさそうな庶民（女性も含む）であれば簡単な手形チェックだけで素通り状態だったようです。